基本操作と画面の使い方
このモジュールで学ぶこと
- ChatGPTの画面構成
- 新規チャットの開始と過去チャットの管理
- モデル切り替え・各種ツールの呼び出し
- メモリ機能の使い方と注意点
- ショートカットキー
学習目標
- ChatGPTの画面の各要素の役割を即座に判別できる
- 業務タスクごとにチャットを整理し、後から検索できる
- メモリに何を記憶させるべきか判断できる
目次
セクション1: 画面構成の全体像
ChatGPTの画面は大きく3つに分かれる。
| エリア | 役割 |
|---|---|
| 左サイドバー | 過去のチャット一覧・Custom GPTs・プロジェクト |
| 中央 | 現在のチャット(入力欄と応答の流れ) |
| 上部 | モデル選択・新規チャット・共有 |
このシンプルな構成を頭に入れておけば、機能追加が続いても画面で迷わない。
サイドバーの基本
- New chat(新規チャット): 過去の文脈を断ち切って新しい会話を始める
- Search chats(検索): 過去のチャットをキーワードで検索
- Library(ライブラリ): 生成済み画像・ファイルの一覧
- GPTs(カスタムGPT): 自作・他者公開のGPTを呼び出す
セクション2: チャットの管理
業務で使い込むと、すぐに数十・数百のチャットが溜まる。整理の仕組みを最初に決めておく ことが重要だ。
命名規則の例
ChatGPTは新規チャットのタイトルを自動生成するが、後から検索する自分のために手動でリネームしておくと効率が上がる。
[案件A] 提案書ドラフト
[案件A] 議事録要約 2026-05-20
[社内] 経費精算ルール質問
[個人] 英語メール添削
[カテゴリ] 用途 日付 の形にしておくと、サイドバー検索で一発で出てくる。
Archive と Delete
不要なチャットは Archive で隠す、機密情報を含むものは Delete で消す。Delete は 元に戻せない ので、削除前に必要な部分をコピーしておくこと。
Projects 機能
複数のチャットを束ねる「Projects」では、プロジェクト共通の指示(System Instructions)とファイルを設定できる。
- 顧客別 / 案件別の Projects を作る
- プロジェクト共通の前提(用語・スタイル・出力形式)を Instructions に書く
- 関連ファイル(過去議事録・テンプレート)を添付しておく
こうすると毎回の指示が短くなり、応答品質が安定する。
セクション3: 各種ツールの呼び出し
入力欄の「+」アイコンやスラッシュコマンドから、以下のツールを呼び出せる。
| ツール | 用途 |
|---|---|
| Web search | 最新情報の取得 |
| Canvas | 長文・コードを横にエディタで開く |
| Image | 画像生成 |
| Voice | 音声会話 |
| Deep Research | 複数ソースを横断した詳細レポート生成 |
| Connectors | Google Drive・OneDrive 等の外部連携 |
出典: Wikipedia "ChatGPT" Key Features(取得日: 2026-05-20・URL: https://en.wikipedia.org/wiki/ChatGPT )
Canvas を使う場面
長い文書やコードを書く場合、通常チャットだとスクロールが煩雑になる。Canvas を起動すると右側にエディタが開き、その場で部分編集・差分確認ができる。
業務で「2,000字以上の文章」「100行以上のコード」を扱うときは Canvas を即座に開く習慣をつけたい。
Deep Research の使いどころ
Deep Research は 複数Webソースを跨いだ調査 を5-30分かけて自動で行う。即答ではなく 資料化されたレポート が必要なときに使う。
- 競合調査
- 業界動向の整理
- 技術選定の比較資料
セクション4: メモリ機能の運用
メモリ(Memory)はChatGPTがユーザーの設定や好みを記憶する機能だ。
出典: Wikipedia "ChatGPT" Key Features(取得日: 2026-05-20・URL: https://en.wikipedia.org/wiki/ChatGPT )
メモリに記憶させるべきもの
- 文体の好み(です・ます調 / だ・である調 / 関西弁など)
- 業種・職種・所属
- 普段の出力形式の好み(Markdown / プレーンテキスト)
- 繰り返し使う固有名詞(製品名・社内用語)
メモリに記憶させてはいけないもの
- 顧客の個人情報
- 未公開の機密情報
- パスワード・APIキー
メモリは すべてのチャットに自動で持ち込まれる ため、機密情報を入れると意図しない場所で漏れる。記憶対象は「公開しても問題ないプロファイル情報」に限定する。
メモリの確認と削除
設定 → Personalization → Memory から記憶内容を確認・削除できる。月1回は中身をレビューしておくと安心だ。
セクション5: ショートカットキー
主要なショートカットを覚えておくと、マウス操作が減り作業速度が上がる。
| 操作 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| 新規チャット | Ctrl + Shift + O | Cmd + Shift + O |
| サイドバー開閉 | Ctrl + Shift + S | Cmd + Shift + S |
| 検索 | Ctrl + K | Cmd + K |
| メッセージ送信 | Enter | Enter |
| 改行 | Shift + Enter | Shift + Enter |
| 直前のメッセージ編集 | ↑(入力欄が空のとき) | ↑(入力欄が空のとき) |
特に「直前のメッセージ編集」は、応答がイマイチだったときにプロンプトを微修正して再生成するために頻繁に使う。
まとめ
- 画面はサイドバー・中央チャット・上部の3エリア構成
- チャットは
[カテゴリ] 用途 日付の命名で検索性を確保 - Projects 機能で顧客別・案件別の共通指示を一元化
- Canvas・Deep Research は適切な場面で必ず使う
- メモリは公開可能なプロファイル情報のみに限定
- ショートカットキーで作業速度を上げる
次のモジュールから、いよいよプロンプト設計の中身に入る。