Google Analytics 4(GA4)アカウント作成とプロパティ設定

20-30分⭐☆☆☆☆

このモジュールで学ぶこと

  • Google Analytics 4 の概要と特徴
  • GA4アカウントの新規作成方法
  • プロパティとデータストリームの設定
  • 測定IDの取得方法

学習目標

このモジュールを終えると、以下のことができるようになります:

  • GA4の基本概念を理解する
  • GA4アカウントを新規作成できる
  • Webサイト用のデータストリームを設定できる
  • 測定IDを取得してNext.jsへの実装準備ができる

目次


事前準備

必要なもの

  • Googleアカウント(Gmail)
  • 計測対象のWebサイトのURL
  • インターネット接続環境

推奨環境

  • Google Chrome ブラウザ(最新版)
  • デスクトップまたはノートPC

セクション1: GA4とは

GA4の概要

Google Analytics 4(GA4) は、Googleが提供する最新のWebアナリティクスプラットフォームです。

従来のユニバーサルアナリティクス(UA)から大幅に進化し、以下の特徴があります:

GA4の主な特徴

特徴説明
イベントベース計測すべてのユーザー行動を「イベント」として計測
クロスプラットフォームWebとアプリのデータを統合して分析可能
プライバシー重視Cookieレス時代に対応した設計
機械学習活用予測分析やインサイト自動検出
BigQuery連携無料でBigQueryにデータエクスポート可能

なぜGA4を使うのか

  1. サイトの訪問状況を把握 - どのページがよく見られているか分かる
  2. ユーザー行動の分析 - ユーザーがサイト内でどう行動しているか追跡
  3. コンバージョン測定 - 目標達成(お問い合わせ、購入など)を計測
  4. 改善点の発見 - データに基づいたサイト改善が可能

セクション2: GA4アカウントの作成

ステップ1: Google Analyticsにアクセス

  1. ブラウザで以下のURLを開きます:

    https://analytics.google.com/
    
  2. Googleアカウントでログインします

    • 既存のGmailアカウントを使用
    • または新規Googleアカウントを作成

ステップ2: 測定を開始

  1. 「測定を開始」 ボタンをクリックします

  2. アカウント設定画面が表示されます

ステップ3: アカウント名の設定

  1. アカウント名 を入力します

    • 例:マイウェブサイト または 会社名
    • 複数のサイトを管理する場合は、組織名がおすすめ
  2. アカウントのデータ共有設定 を確認します

    • 基本的にはデフォルトのままでOK
    • 必要に応じてチェックを外す
  3. 「次へ」 をクリック

画面の見方

┌─────────────────────────────────────────────┐
│  アカウントの設定                              │
├─────────────────────────────────────────────┤
│                                             │
│  アカウント名                                 │
│  ┌─────────────────────────────────────┐    │
│  │ マイウェブサイト                      │    │
│  └─────────────────────────────────────┘    │
│                                             │
│  □ Googleのプロダクトやサービス              │
│  □ ベンチマーク                             │
│  □ テクニカルサポート                        │
│  □ アカウントスペシャリスト                   │
│                                             │
│                          [次へ]              │
└─────────────────────────────────────────────┘

セクション3: プロパティの設定

ステップ1: プロパティ名の入力

  1. プロパティ名 を入力します
    • 例:portfolio-site または 企業サイト
    • サイト名や用途が分かる名前がおすすめ

ステップ2: レポートのタイムゾーン

  1. レポートのタイムゾーン で「日本」を選択
    • プルダウンから (GMT+09:00) 日本時間 を選択

ステップ3: 通貨の設定

  1. 通貨 で「日本円(JPY ¥)」を選択
    • eコマースサイトの場合は特に重要

ステップ4: 業種と規模の選択

  1. 業種カテゴリ を選択

    • 個人サイトの場合は「その他」でOK
  2. ビジネスの規模 を選択

    • 従業員数に応じて選択
  3. ビジネス目標 を選択(複数選択可)

    • 「見込み顧客の発掘」
    • 「オンライン販売の促進」
    • 「ブランド認知度の向上」
    • 「ユーザー行動の調査」など
  4. 「作成」 をクリック

利用規約への同意

  1. Google アナリティクス利用規約 が表示されます
  2. 国/地域で「日本」を選択
  3. 規約を確認し、チェックボックスにチェック
  4. 「同意する」 をクリック

セクション4: データストリームの作成

ステップ1: プラットフォームの選択

データ収集を開始する画面が表示されます。

  1. 以下の3つから選択します:

    • ウェブ ← Next.jsサイトの場合はこれ
    • iOS アプリ
    • Android アプリ
  2. 「ウェブ」 をクリック

ステップ2: ウェブストリームの設定

  1. ウェブサイトのURL を入力

    例: https://your-domain.vercel.app
    
    • https:// または http:// を選択
    • ドメイン名を入力(末尾のスラッシュは不要)
  2. ストリーム名 を入力

    例: マイポートフォリオ - Web
    
    • 分かりやすい名前をつける

ステップ3: 拡張計測機能の確認

拡張計測機能 が自動的に有効になっています:

機能説明
ページビューページの閲覧を自動計測
スクロール90%スクロールを計測
離脱クリック外部リンクのクリックを計測
サイト内検索サイト内検索を計測
動画エンゲージメントYouTube動画の視聴を計測
ファイルのダウンロードファイルダウンロードを計測

推奨: 基本的にはすべてオンのままにしておくことをおすすめします

ステップ4: ストリームの作成

  1. 「ストリームを作成」 をクリック

  2. データストリームの詳細画面が表示されます


セクション5: 測定IDの確認

測定IDとは

データストリームを作成すると、測定ID が発行されます。

形式: G-XXXXXXXXXX
例:   G-ABC123DEF4

この測定IDは、Next.jsにGA4を実装する際に必要になります。

測定IDの確認方法

データストリーム詳細画面で確認できます:

┌─────────────────────────────────────────────┐
│  ウェブストリームの詳細                        │
├─────────────────────────────────────────────┤
│                                             │
│  ストリーム名: マイポートフォリオ - Web         │
│                                             │
│  ストリームURL: https://your-domain.vercel.app │
│                                             │
│  ストリームID: 1234567890                     │
│                                             │
│  ┌─────────────────────────────────────┐    │
│  │ 測定ID                               │    │
│  │ G-ABC123DEF4              [コピー]   │    │
│  └─────────────────────────────────────┘    │
│                                             │
└─────────────────────────────────────────────┘

測定IDをコピー

  1. 測定IDの横にある 「コピー」アイコン をクリック
  2. クリップボードにコピーされます
  3. この値を安全な場所にメモしておきましょう

重要: この測定IDは次のモジュールでNext.jsに設定します。忘れずにメモしてください。

後から測定IDを確認する方法

  1. GA4管理画面の左下 「管理」(歯車アイコン) をクリック
  2. 「データストリーム」 をクリック
  3. 該当するストリームをクリック
  4. 測定IDが表示されます

トラブルシューティング

Q: アカウント作成ボタンが見つからない

A: 既にGoogleアカウントにGA4が紐づいている可能性があります。

  • 左上の「アナリティクス」ロゴをクリック
  • 「+ プロパティを作成」から新規作成できます

Q: 測定IDが「UA-」から始まる

A: それはユニバーサルアナリティクスのIDです。

  • GA4のIDは「G-」から始まります
  • データストリームを新規作成してください

Q: プロパティが作成できない

A: 以下を確認してください:

  • Googleアカウントにログインしているか
  • ブラウザのCookieがブロックされていないか
  • シークレットモードで試してみる

Q: タイムゾーンを間違えた

A: 後から変更可能です:

  1. 管理 > プロパティ設定
  2. タイムゾーンを変更
  3. 保存

まとめ

このモジュールでは、以下のことを学びました:

  • GA4の基本概念と特徴
  • GA4アカウントの新規作成
  • プロパティの設定(タイムゾーン、通貨など)
  • Webデータストリームの作成
  • 測定ID(G-XXXXXXXXXX)の取得

次のステップ

次のモジュールでは、取得した測定IDを使って Next.js App Router にGA4を実装 します。

以下の内容を学びます:

  • @next/third-parties パッケージのインストール
  • layout.tsx への GA4コンポーネント追加
  • 環境変数での測定ID管理
  • 動作確認方法

参考リンク